【初心者でも安心!家庭菜園で楽しむ】キュウリ栽培ガイド

「自分で育てた新鮮なきゅうりを味わう!」これは家庭菜園ならではの楽しみですよね。
実際に育ててみると、スーパーで買うものよりシャキシャキの食感と、みずみずしい風味に驚くはずです。
でも、きゅうりは意外とデリケートな野菜。暑さには強いものの、乾燥や病害虫に弱く、こまめな管理が必要です。ツルを伸ばすスペースも確保しないと、上手く育ちません。
今回は、実際に私が家庭菜園できゅうりを育てた経験をもとに、失敗しない栽培方法を紹介していきます。
きゅうりの基本情報
- 科目:ウリ科
- 栽培スタート:種、または苗から
- 生育適温:25〜30℃
- 適した土壌pH:5.5〜6.5
- 連作障害:あり(同じ場所で育てる場合は3〜4年あける)
※育てる地域や品種によって栽培スケジュールが少し変わるので、事前に確認しておくと安心です。
きゅうり栽培の大まかな流れについて


4月〜7月(気温20℃が理想)

3月〜4月
作付けの2〜3週間前
石灰を入れる
堆肥を混ぜる
作付けの1週間前
元肥を入れる
畝立て&マルチを行う

5月上旬に植え付け
深めに植え、茎をしっかり固定する

成長に合わせて支柱を立て、固定する

1週間に1回肥料を与え、 収穫が始まったらさらに頻度を上げる(5日に1回)

長さ18~20cmになったら収穫(品種による)
育てやすいきゅうりの定番品種
初心者の方はまずは定番品種を選ぶことをオススメします。
1. 夏すずみ(なつすずみ)
✅ 特徴:暑さに強く、長期間収穫できる
✅ 育てやすさ: (初心者向け)
✅ 果実の長さ:約20cm
✅ おすすめポイント:病気に強く、たくさん収穫できる
家庭菜園の定番!病気に強くて育てやすいので、初心者に最適な品種です。
2. シャキット
✅ 特徴:果肉がしっかりしていて、歯ごたえ抜群
✅ 育てやすさ:
✅ 果実の長さ:約21cm
✅ おすすめポイント:高温でもしっかり育つ
「シャキッ」とした食感が魅力の品種。暑さに強く、真夏でも元気に育ちます!
3. 北進(ほくしん)
✅ 特徴:寒冷地でも育てやすい
✅ 育てやすさ: (涼しい地域向け)
✅ 果実の長さ:約22cm
✅ おすすめポイント:低温でも育ちやすい
寒い地域で家庭菜園をするならこれ!春先や秋にも栽培しやすい品種です。
4. 夏ばやし
✅ 特徴:収穫量が多く、病気に強い
✅ 育てやすさ:
✅ 果実の長さ:約21cm
✅ おすすめポイント:ウドンコ病に強く、育てやすい
家庭菜園で長く収穫を楽しみたいならおすすめ!病気に強く、手間が少なくて済みます。



タネの購入方法
ホームセンターや園芸店で買う
・実物を見て選べるので安心
・店員さんに相談できる

私の場合、新しい品種に挑戦する際は
必ず店員さんに相談してから購入しています。
通販で買う
・種類が豊富で珍しい品種も見つかる
・レビューを参考にできる
・「固定種」や「無農薬のタネ」も選べる
100円ショップで買う
・手軽に始められる
・タネの量は少なめだけど、安いので初心者にはおすすめ
タネ選びのポイント
✔ 発芽率が高いものを選ぶ(パッケージに記載あり)
✔ 育てる時期に合ったものを選ぶ(春まき・秋まきなど)

種袋の裏側に記載していますので、一度手に取って
見てみてくださいね。
※ダイソーのパッケージでは
上のところに蒔きどきが記載してあります
左下のところに発芽率が記載されています。
タネまき時期
4月~5月(気温20℃以上が目安)
タネまき方法
- 育苗ポットに培養土を入れる
- 1つのポットに2~3粒の種をまく
- 土を軽くかぶせて水をたっぷり与える
- 発芽後、元気な芽を1本だけ残す(間引き)
- 本葉が4~5枚になったら畑やプランターに植え替え
苗から育てる場合(初心者向け)
良い苗の選び方
✅ 茎が太くしっかりしている
✅ 葉が大きく、濃い緑色をしている
✅ 病気や害虫の痕がない


右のがいい苗だね
植え付け時期
5月~6月(気温15℃以上)
土作り
私がきゅうりを育てるときに大事にしているのが「土作り」。
石灰を使って土の酸性度(pH)を調整します。
きゅうりの適正なPHは5.5〜6.5(やや酸性〜中性)なので、
事前に石灰をまいて調整します。
ふかふかの土を作るために、しっかりと堆肥を入れて耕します。
元肥を入れて、土に必要な養分(窒素、リン酸、カリウムなど)を補います。
きゅうりは水はけと保水性のバランスが良いので、高畝にしてマルチを張るのがベスト。
また泥跳ねにより、病気になることが多い為、
私はこれをやるようになってから病気の発生がぐっと減りました!

きゅうりの植え付け
植える場所の条件
✅ 日当たりが良い
✅ 風通しが良い
✅ 水はけの良い土
植え付け手順

- 畝(うね)を作る(幅60cm・高さ10cmくらい)
- 株間(苗と苗の間)は30~40cmあける
- 根を傷つけないように苗を植え、周囲に土を寄せる
- たっぷり水を与える
きゅうりの支柱立て(ツルを伸ばす環境づくり)

植え付けから1週間以内
方法
- 高さ1.5~2mの支柱を立てる
- ネットやひもを使い、ツルを誘引する
- ツルが巻きつきやすいように、こまめに整える
水やりと追肥(元気に育てるために)
水やりのコツ
✅ 朝と夕方の2回たっぷり与える(特に夏場)
✅ 葉や実に水がかからないように根元に水を与える
追肥のタイミング
✅ 植え付け2週間後から、1週間に1回肥料を与える
✅ 収穫が始まったらさらに頻度を上げる(5日に1回)
きゅうりの剪定(摘心・脇芽かき)
主枝の摘心
✅ 本葉5~6枚のところで先端を切る → わき芽が伸びやすくなる
わき芽の管理
✅ 最初の2~3節目のわき芽は取る(風通しをよくするため)
✅ それ以降のわき芽は放任OK!
いよいよ収穫!
収穫の目安
✅ 長さ18~20cmになったら収穫(品種による)
✅ 早めに収穫すると株が疲れず、長く実がなる
収穫のコツ
✅ ハサミを使って優しく切る
✅ 朝の涼しい時間帯に収穫すると鮮度が高い
🌱 ポイント:収穫が遅れると実が大きくなりすぎて硬くなるので注意!
きゅうり栽培のトラブル対策
病害虫対策
✅ うどんこ病:葉に白い粉がつく → 風通しをよくする&発生したら早めに葉を取る
✅ アブラムシ:新芽につく → 牛乳スプレーやテープで駆除
実が曲がる原因
✅ 水不足 → こまめに水やり
✅ 受粉不良 → ミツバチが来ないときは人工授粉
まとめ
きゅうりは、ツルを伸ばすスペースとこまめな管理が必要ですが、初心者でも育てやすい野菜です!
✔ 初心者は苗から育てるのがオススメ
✔ 支柱をしっかり立てることで成長がスムーズに
✔ 水やり&追肥を忘れずに、健康なきゅうりを育てよう!
しっかり管理すれば長期間収穫できるので、自家製の新鮮なきゅうりをたくさん楽しんでくださいね!✨🌱