【初心者でも安心!家庭菜園で楽しむ】ナス栽培ガイド

「とろけるような口当たり♪」夏の食卓に欠かせない人気野菜、ナス🍆
焼いてよし、煮てよし、揚げてもおいしい万能野菜ですね。
実はナスも、家庭菜園で手軽に育てることができるんです。
今回は、私が実際にナスを育てた経験をもとに、初心者の方でもわかりやすく育て方をご紹介していきますね💕
ナスの基本情報
- 科目:ナス科
- 栽培スタート:タネ、または苗から
- 生育適温:25〜30℃(暑さに強いけれど、寒さは苦手)
- 適した土壌pH:5.5〜6.5
- 連作障害:あり(4年以上あけるのが理想)
ナス栽培の大まかな流れ


3月〜4月
作付けの2〜3週間前
石灰を入れる
堆肥を混ぜる
作付けの1週間前
元肥を入れる
畝立て&マルチを行う

3月下旬〜4月中旬(気温20℃以上が理想)

4月下旬〜5月中旬に定植植え付け

成長に合わせて支柱を立て、固定する

1週間〜10日に1回のペースで追肥

実の長さが6〜8cm程度のうちに収穫
育てやすいピーマンの定番品種
千両二号(センリョウニゴウ)
✅ 特徴:ツヤのある中長ナスで、さまざまな料理に使える万能タイプ
✅ 育てやすさ:初心者向け
✅ 収穫量:安定して多収穫
焼きナス、揚げナス、煮物…どんなお料理にも合う王道の品種です♪
黒陽(コクヨウ)
✅ 特徴:皮がやわらかく、果肉が締まっている
✅ 育てやすさ:初心者〜中級者向け
✅ 収穫量:比較的多めで、長く楽しめます
栽培初期からしっかり実をつけ、味もよく、家庭菜園でも人気の品種です🌿
くろべえ
✅ 特徴:果皮が濃い黒紫色、肉厚でとろける食感
✅ 育てやすさ:中級者向け(肥料切れに注意)
✅ 収穫量:良好、サイズも大きめ
一口食べるととろけるような食感。炒め物やグリル料理にぴったりな品種です♪

私は千両二号(センリョウニゴウ)を毎年作っています。
とても作りやすくてオススメですよ。
タネの購入方法
ホームセンターや園芸店で買う
・実物を見て選べるので安心
・店員さんに相談できる

私の場合、新しい品種に挑戦する際は
必ず店員さんに相談してから購入しています。
通販で買う
・種類が豊富で珍しい品種も見つかる
・レビューを参考にできる
・「固定種」や「無農薬のタネ」も選べる
100円ショップで買う
・手軽に始められる
・タネの量は少なめだけど、安いので初心者にはおすすめ
タネ選びのポイント
✔ 発芽率が高いものを選ぶ(パッケージに記載あり)
✔ 育てる時期に合ったものを選ぶ(春まき・秋まきなど)

種袋の裏側に記載していますので、一度手に取って
見てみてくださいね。
※ダイソーのパッケージでは
上のところに蒔きどきが記載してあります
左下のところに発芽率が記載されています。
- ホームセンターや園芸店:相談しながら選べます
- ネット通販:種類豊富、レビューも参考に♪
- 100円ショップ:お手頃価格でお試しにもぴったり
タネまき時期
3月中旬〜4月中旬(育苗)
タネから育てる場合は、育苗トレイで室内管理が安心です。
気温が安定するまでは室内の暖かい場所で育てましょう🌞
- 発芽温度は25〜30℃
- 発芽まで乾燥させないよう、こまめに水やりを
- 本葉2〜3枚でポットに鉢上げ
- 苗がしっかりしてきたら定植へ♪
苗から育てる場合(初心者向け)
良い苗の選び方
✅ 本葉が2〜3枚で、茎がしっかりしている
✅ 葉が大きく、濃い緑色をしている
✅ 病気や害虫の痕がない


画像はきゅうりの苗ですが、右のがいい苗だね
植え付け時期
4月下旬〜5月中旬に定植
土づくりと植え付け

植える場所の条件
✅ 日当たりが良い
ナスはしっかり日光を浴びることで、実のつきが良くなり、甘みも増します。
✅ 風通しが良い
風通しが悪いと、病気や害虫の原因になります。株と株の間をあけて、密集しないように植えましょう。
✅ 水はけの良い土
ナスは湿気が苦手。水はけが悪い場所では「高めの畝(うね)」を作って、水がたまらないようにすると安心です。
植え付け手順

- 畝(うね)を作る
幅50~60cm・高さ10cmくらいの畝を作ります。
特に梅雨時期の湿気対策として、高めに作ると良いでしょう。 - 株間(かぶま)をあける
苗と苗の間は30~40cmほどあけて、ゆったり植えましょう。
風通しと日当たりが良くなり、病気予防にもつながります。 - 苗をやさしく植える
根を崩さないように注意しながら、丁寧に植え付けます。
土をやさしく寄せて、株がぐらつかないようにします。 - たっぷり水を与える
植え付け直後はたっぷりと水を与え、根付きをよくしましょう。
「連作障害」に注意!
ナスは**連作障害(れんさくしょうがい)**が出やすい野菜です。
同じ場所で毎年育てると、病害虫が出やすくなってしまいます。
👉 3,4年以上ナス科(ピーマン、トマト、ジャガイモ、シシトウ)育てていない場所
を選んで植えるのが安心です♪
どうしても同じ場所に植える場合は、土壌改良や接ぎ木苗の使用を検討しましょう。
ナスの支柱立て(まっすぐ育てる環境づくり)

植え付けから1週間以内
ナスは実が大きく、枝が倒れやすいため、植え付けと同時に支柱を立てると安心です♪
台風などで倒れてしまうため、早めに支柱を立ててあげましょう。
支柱の立て方
✅ 高さ1.2~1.5mくらいの支柱を支柱を斜めに2本、交差させて結ぶ「合掌式」がオススメ
※ ピーマンも基本は「1本仕立て」が育てやすく、1株につき1本の支柱が目安です。
✅ 苗が風で倒れないように、ひもでゆるく結んで支柱に固定します。
結ぶときは、茎を傷つけないように8の字にふんわりと結んであげましょう。
✅ 茎が伸びてくるにつれて、結び目も少しずつ上へ移動させて支えてあげます。
水やりと追肥のコツ
水やりのコツ
ナスは乾燥に弱いので、水切れに注意が必要です。
表面が乾いたらたっぷりと。夕方も様子を見て調整しましょう
毎朝しっかりと水を与えるのが基本
特に実がつき始めてからは、毎日水やりを
追肥のタイミング
✅ 植え付けから2週間後くらいを目安に、追肥をスタート。
✅ その後は、10日~14日に1回ほど肥料を与えると、実付きがよくなります。
液体肥料や化成肥料など、手軽なもので大丈夫です♪
✅ 特に実がなりはじめるころから、肥料切れに注意しましょう。
摘心(てきしん)と脇芽の整理
ナスは「1番花(最初に咲いた花)」の下で**摘心(てきしん)**を行います。
- 主枝の成長を止め、**側枝(そくし)**を伸ばしてバランスの良い株に育てます
- 3本仕立てが基本(主枝+左右の側枝)
整枝することで風通しがよくなり、病害虫の予防にもなります🍃
収穫
開花から約20日が収穫の目安です♪
- 実が10〜15cm程度になったら収穫
- ツヤのあるうちに収穫すると、とろっとやわらかくて美味しいです
- こまめに収穫すると、株の負担が少なく、長く楽しめます
ナス栽培のトラブル対策
- アブラムシ:早めの防除を。牛乳スプレーも効果的です
- 葉が黄色くなる:水不足・肥料不足・根詰まりの可能性。様子を見て調整を
- 実が曲がる・小さい:肥料切れや水切れ、または受粉不良の可能性
まとめ
ナスは少し手間がかかるぶん、育てる楽しみや味わいがぐんと増します✨
✔ 苗から育てれば初心者でも安心
✔ 水と肥料をこまめに与えるのがポイント
✔ 摘心や整枝をすることで、丈夫で実りのよい株に♪
たわわに実ったナスを収穫する瞬間は、ほんとうに嬉しくなりますよ☺
ぜひ、ご家庭の菜園でもチャレンジしてみてくださいね🌸