【ピーマンの葉裏にカメムシの卵!?】家庭菜園での発見と被害対策ガイド
ピーマンの収穫をしていたある日、ふと葉の裏に目を向けると、小さな粒のようなものが並んでいました。
よく見ると、それはなんとカメムシの卵…。
他にもよく観察してみるとカメムシの卵が孵化していました。
今回はその時の体験をもとに、カメムシの特徴や被害、家庭菜園でできる対策について、初心者の方にもわかりやすくまとめました。
ピーマンの葉裏に見つけた卵はカメムシ
発見したときの状況
収穫作業の最中、ふと葉の裏側を覗いてみると、薄いクリーム色の小さな卵が整然と並んでいました。
見た目はつやつやと光っていて、米粒よりも小さな形状。最初は何かわからなかったのですが、調べてみたところ「カメムシの卵」だと判明しました。
卵の特徴


- 丸みを帯びた円筒形
- 葉の裏に20個前後が一直線か円形に並ぶ
- 色は白〜クリーム色、種類によってはグレーっぽいことも

カメムシの卵はとても小さいため、見逃しがちですが、放っておくと数日で孵化してしまいます。
カメムシとは?
カメムシの基本情報
カメムシ(英名:Stink Bug)は、野菜や果物を好んで汁を吸う害虫です。
独特の強いにおいを放つため「ヘクサムシ」「クサムシ」と呼ばれることもあります。
カメムシ3種の特徴と見分け方
カメムシは、家庭菜園でピーマンやトマト、ナスなどに発生しやすい害虫です。
果実に口針を刺して汁を吸うため、表面がデコボコになったり、変色してしまったりする被害をもたらします。
特に夏から秋にかけて発生が多く、注意が必要です。
代表的な3種類を詳しくご紹介します。
クサギカメムシ
全長:約15mm前後
体色:茶褐色で、黒や灰色のまだら模様。
体全体に細かい斑点があり、羽の付け根付近に白い模様が入ることもあります。
特徴
- 成虫は比較的大きく、飛ぶと「ブーン」と低い音を立てる。
- 成長期のピーマン・ナス・トマトなどに集まり、果実の汁を吸う。
- 果実の表面に黒い斑点やへこみができ、内部に白いスポンジ状の傷ができることも。
5月頃から現れ、秋まで活動します。特に9〜10月頃に成虫が増加します。
アオクサカメムシ
全長:約12〜14mm
体色:全身が鮮やかな緑色。
名前のとおり、触れると青臭い独特のにおいを放ちます。
特徴
- 翅の先や縁がわずかに黄みを帯びた緑色で、若干光沢があります。
- 幼虫はやや黒っぽく、成虫になるにつれて明るい緑に変化。
- 吸汁被害を受けた果実は、変色・変形・落果することがあります。
春から秋まで長く見られ、種まき後〜果実の成熟期まで被害を与えます。

いろはに農園のみかんは、毎年アオクサカメムシの被害に悩まされています。
みかんが吸汁されてしまうと、変色してしまったり、実が傷んで腐ってしまい毎年とても悩んでいます。
ツヤアオカメムシ
全長:約13〜16mm
体色:メタリックな緑色の光沢があり、角度によって金色や青緑に見える美しい姿。
一見すると美しい昆虫ですが、強烈な臭気と吸汁被害で知られる厄介者です。
果実を吸われると、表面がへこみ、内部が白く変色して味や見た目が悪くなります。
特徴
- クサギカメムシよりも光沢が強く、体全体がツルツルとしています。
- ナス・トマト・ピーマンのほか、ササゲやインゲンなどの豆類にも発生。
- 成虫・幼虫ともに吸汁被害を与え、特に果実が柔らかい時期に被害が目立ちます。
6月頃から発生し、7〜10月にピークを迎えます。
畑に潜むカメムシを見つけるポイント
カメムシが現れやすいタイミング
日中は日差しを避けて葉の裏や茎の陰に隠れていますが、朝方や夕方の涼しい時間帯には動きが活発になります。
葉の表に出てくることも多いので、この時間に見回りをすると見つけやすいですよ。
カメムシが隠れている場所
葉の裏側
カメムシは直射日光を嫌うため、日中は葉裏でじっとしています。
表面だけを見ていると気づかないことが多いので、葉をそっとめくって確認してみてください。
茎や花のつけ根
特にナス科やウリ科の植物では、**花の下や果柄(実のつけ根)**に集まりやすいです。
果実を刺して吸汁する前段階として、花の部分にいることもあります。
支柱・マルチの隙間
見落としがちなのが、支柱の影やマルチフィルムの縁。
暖かくて安全な場所を好むため、こうした陰にも隠れています。株元を軽く動かしてチェックしてみましょう。
家庭菜園でできるカメムシ対策
卵を見つけたらすぐに取り除く
卵は見つけ次第、指やテープで優しく取り除きましょう。残しておくとすぐに孵化してしまいます。
防虫ネットを活用する
苗がまだ小さい時期には、防虫ネットで物理的に侵入を防ぐのが効果的です。
コンパニオンプランツを使う
マリーゴールドやバジルなど、虫よけ効果のある植物を近くに植えると忌避効果が期待できます。

ニームオイルなど天然系の防除資材を使用
市販の「ニームオイル」や「やさお酢」など、自然由来の忌避剤も効果があります。
こまめな巡回と早期発見
何よりも大切なのは、日々の観察と早期の対応です。収穫の際は、葉裏や茎の根元も忘れずにチェックしましょう。
まとめ:カメムシ対策は観察と予防がカギ
- ピーマンの葉裏に卵を発見したらすぐに取り除く
- カメムシは吸汁によって実に深刻な被害をもたらす
- 防虫ネット・コンパニオンプランツ・粘着トラップが効果的
- 日々の観察と小さな工夫が、健やかな野菜づくりにつながる
👩🌾「いろはに農園」では、これからも自然に寄り添った家庭菜園の記録と学びをお届けしてまいります。カメムシに負けず、美味しいピーマンを育てていきましょうね。
