【初心者でも安心!家庭菜園で楽しむ】オクラ栽培ガイド

「ネバネバ食感がクセになる♪」夏野菜の代表格、オクラ。
実は、家庭菜園でもとっても育てやすくて、初めての方にもぴったりなんですよ🌱✨
暑さに強く、日差しを浴びてぐんぐん育つ姿はとってもたくましくて、収穫するたびにうれしくなります。
今回は、私が家庭菜園で実際に育てた経験をもとに、オクラの育て方をやさしくご紹介していきますね。
オクラの基本情報
- 科目:アオイ科
- 栽培スタート:タネ、または苗から
- 生育適温:25〜30℃(暑さに強い!)
- 適した土壌pH:6.0〜6.5
- 連作障害:あり(3〜4年は同じ場所を避けましょう)
育てやすいオクラの定番品種
初心者の方には、まずは育てやすく、味わいや収穫量にも定評のある品種がオススメです♪
1. アーリーファイブ(一般的な五角オクラ)
✅ 特徴:早生品種で、タネまきから約50日で収穫できる
✅ 育てやすさ:初心者向け
✅ 実の形:五角形、やや小ぶり
✅ おすすめポイント:病気に強く、安定した収穫ができる
家庭菜園の定番! 暑さに強く、育てやすいので、初めてのオクラ栽培にも安心の品種です。
2. エメラルド(丸オクラ)
✅ 特徴:角がなく、やわらかくて食べやすい
✅ 育てやすさ:やや上級者向け(大きく育ててもスジが出にくい)
✅ 実の形:丸くて太め
✅ おすすめポイント:生食にも向いていて、食感がなめらか
やわらかさ重視の方にぴったり! 炒め物や和え物にも合い、収穫サイズの幅も広い万能タイプ。
3. 島の唄(しまのうた)
✅ 特徴:暑さにとても強く、草丈が高くなる
✅ 育てやすさ:初心者~中級者向け(支柱の設置が必要)
✅ 実の形:長めで粘りが強い
✅ おすすめポイント:夏の高温期でも元気に育ち、長期間収穫可能
真夏のオクラ栽培に最適! 元気いっぱいに育ち、収穫もたっぷり楽しめる人気の品種です。
オクラのタネについて
タネの購入方法
ホームセンターや園芸店で買う
・実物を見て選べるので安心
・店員さんに相談できる

私の場合、新しい品種に挑戦する際は
必ず店員さんに相談してから購入しています。
通販で買う
・種類が豊富で珍しい品種も見つかる
・レビューを参考にできる
・「固定種」や「無農薬のタネ」も選べる
100円ショップで買う
・手軽に始められる
・タネの量は少なめだけど、安いので初心者にはおすすめ
タネまき時期
4月下旬〜6月上旬
- 地温が20℃を超える頃がベスト!
- 1か所に3~4粒まき、元気な芽を1本だけ残します(間引き)
- 発芽まで乾かさないように水をたっぷり
タネまき方法
オクラの種まき方法は2つありますので、参考にしてくださいね!
直播き(じかまき)が特におすすめ
✅ 根を傷めずに育てられる
オクラは根をいじられるのを嫌う「直根性」の植物です。そのため、**移植をすると根が傷みやすく、成長が遅れることがあります。**直播きにすると、根がまっすぐ深く伸びるので、元気に育ちやすくなります。
✅ 気温が安定していれば発芽率も良好
地温が25℃前後あれば発芽しやすく、春〜初夏のあたたかい時期には直播きで十分に育てることができます。
✅ 育苗の手間が省ける
ポッド育苗に比べて水やりや植え替えの手間が少なく、初心者の方でも育てやすい方法です。
ポッドまきが向いている場合
✅ まだ気温が低い時期(4月上旬など)
地温が十分に上がっていない時期には、ポッドまきで室内やビニールハウスで発芽させると安心です。
本葉2〜3枚になったら根を崩さずに丁寧に植え替えましょう。
✅ 発芽率を確かめたいとき
ポッドで管理すると、発芽の様子がわかりやすく、元気な苗だけを選んで植えることができます。
💡 まとめ
種まき方法 | おすすめ度 | 特徴 |
---|---|---|
直播き | ⭐⭐⭐⭐⭐(特におすすめ) | 根を傷めず、育てやすい |
ポッド播き | ⭐⭐⭐(補助的に) | 気温が低い時期や、発芽管理に向く |
もし「直播き」と「ポッド播き」で迷っている方は、どちらも試してみるのがおすすめです。
いろはに農園では、3月末にポッドにタネをまいてハウスの中で苗を育てています。5月に入って気温が安定してから、畑に直播きも行いました。
すると、1か月ほどで直播きした場所から芽が出始めますが、すべての場所から発芽するとは限りません。そこで、発芽しなかった場所には、ポッドで育てた苗を移植しています。
この方法なら、直播きで芽が出なかった場所も無駄にせず、順調にオクラ栽培をスタートすることができますよ。
タネの発芽率を上げるポイント
オクラのタネは皮が硬いため、発芽を助けるために一晩水につけておくと安心です。コップや小皿に水を張り、タネを入れて一晩おくだけでOKです。
ポッド播きの手順
ポッド(育苗ポット)を使って、室内やハウスで苗を育てる方法です。
春先の気温がまだ不安定な時期や、苗を確実に育てたい方におすすめです。
ポッドの準備
- 3号ポット(直径9cm程度)に市販の野菜用培養土を入れます。
- 培養土はフカフカして水はけがよいものを選びましょう。
タネまき
- ポットの中心に指で1〜2cmほどの穴をあけ、そこへタネを2〜3粒まきます。
- 軽く土をかぶせ、手のひらで軽く押さえてあげましょう。
水やりと管理
- まいたあとは、土が乾かないように水やりをします。
- 発芽までは直射日光を避け、明るい日陰やハウス内で管理します。
- 本葉が2〜3枚出たら、丈夫な苗を1本残して間引きします。
直播きの手順
畑に直接タネをまく方法です。広い畑でのびのび育てたい方におすすめです。
畑の準備

タネまき
- 株間(1株と1株の間隔)は30cm程度とります。
- 1か所に2〜3粒のタネをまき、指で1〜2cmくらいの深さに軽く埋めます。
- やさしく土をかぶせ、手のひらで軽く押さえてあげましょう。
水やり
- まいたあとはたっぷり水をあげます。
- 乾燥が続くと発芽しにくいので、土の表面が乾いたら優しく水をあげてくださいね。
定植(植え替え)のタイミング
ポッドで育てた苗は、本葉が3〜4枚になった頃が畑への植え替え時期です。
- 植え替えるときは根を傷めないように注意してポットから外し、直播きと同じ株間(30cm程度)で植えつけます。
- その後、たっぷり水をあげてあげましょう。
オクラの日々のお世話ガイド
暑さに強く、夏の家庭菜園で人気のオクラ。丈夫で育てやすい野菜ですが、毎日の丁寧な管理が豊かな収穫につながります。
水やりや追肥、支柱立てのポイントを押さえて、元気なオクラを育てましょう♪
オクラの支柱立て(まっすぐ育てる環境づくり)
植え付けから1週間以内
オクラは放っておくと倒れやすくなるため、早めに支柱を立ててあげましょう。
支柱の立て方
✅ 高さ1.2~1.5mくらいの支柱を、苗のすぐ横に1本立てます。
※ オクラは1本仕立てが基本ですので、1株につき1本が目安です。
✅ 苗が倒れないように、ゆるくひもで結んで固定します。
結ぶ際は、茎を傷つけないよう、ふんわりと結んであげましょう。
✅ 茎が伸びてきたら、成長に合わせて結び目を上に移動させていきます。
水やりのコツ
✅ 朝と夕方の2回、たっぷりと水を与えましょう(特に夏場)
オクラは乾燥に比較的強いですが、実をつける時期は水切れに注意が必要です。
✅ 葉や花に水をかけず、株元にしっかり水をあげるようにします。
病気の予防にもつながります。
追肥のタイミング
✅ 植え付けから2週間後くらいを目安に、追肥をスタート。
✅ その後は、1週間~10日に1回ほど肥料を与えると、実付きがよくなります。
液体肥料や化成肥料など、手軽なもので大丈夫です♪
✅ 特に実がなりはじめるころから、肥料切れに注意しましょう。
- 乾燥しすぎると花が落ちるので、土が乾いたらたっぷり水やり
- 追肥は植え付け2週間後から10日おきに少量ずつ
摘心(てきしん)と脇芽の管理
- 本葉が5〜6枚になったら先端を切ると、脇芽が増えて収穫量アップ!
- 脇芽も放任せずに整理してあげると、株が疲れにくくなります
収穫の目安とコツ
- 花が咲いて2〜3日後がベストな収穫タイミング
- 実の長さが6〜8cm程度のうちに収穫
- 大きくなりすぎると硬くなるので早めが◎
オクラ栽培のトラブル対策
- アブラムシ:見つけたら牛乳スプレーやテープで除去
- うどんこ病:風通しをよくして予防
- 実が硬い・すじっぽい → 収穫のタイミングが遅いサイン!
「連作障害」に注意!
オクラは**連作障害(れんさくしょうがい)**が出やすい野菜です。
同じ場所で毎年育てると、病害虫が出やすくなってしまいます。
👉 3年以上オクラを育てていない場所を選んで植えるのが安心です♪
どうしても同じ場所に植える場合は、土壌改良や接ぎ木苗の使用を検討しましょう。
まとめ
オクラは、暑さに強くて虫にも比較的強い、初心者向けの頼もしい野菜です✨
✔ タネからでも苗からでも育てやすい
✔ 水やりと追肥をこまめにしてあげる
✔ 小さめで収穫すると柔らかくておいしい!
夏の家庭菜園にぴったりのオクラ、ぜひご家庭でも楽しんでみてくださいね🌸