季節の家庭菜園カレンダー

【1月の家庭菜園】今月はなにするの?

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こんにちは、いろはに農園です。

冬本番の1月は、畑が少し静かになる時期ですね。でも実はこの時期こそ、春に向けた大切な準備をしておくことで、その後の栽培がぐっと楽になります。

今回は「1月に畑でやるべきこと・植える野菜・注意点」をテーマに、

家庭菜園初心者の方にも分かりやすいよう、温暖な地域の気候を前提にまとめました。

1月の畑は「成長が止まる」季節

1月は平均気温が非常に低くなり、特に朝晩は氷点下になることも珍しくありません。

空気は乾燥し、日中の日差しがあっても、土の表面が霜で白くなったり、場所によっては凍ったりします。

気候のポイント:

  • 最低気温:氷点下になる日が多い
  • 土の状態:霜や凍結が起こりやすい
  • 日照:比較的少ない

この環境では、野菜はほとんど成長しません。

それは「育て方が悪い」わけではなく、野菜が寒さから身を守るために、成長を止めている状態なのです。

ですが、この時期に植え付けできる野菜は限られますが、寒さに耐えることで甘みが増す野菜や、ビニールトンネルなどの防寒対策を活用すれば育てられる野菜もあります。

また、野菜を育てていない区画では、土の凍結と融解が繰り返されることで、土が自然と耕され(凍上作用)、春に向けてふかふかの良い土になるという恵みもあるのですよ。

1月にしておきたい畑の基本管理

畑の片付けは、病気と害虫を減らす大切な作業

まず行いたいのが、畑の整理です。

  • 収穫が終わった野菜の株
  • 黄色く枯れた葉
  • 病気が出たまま残っている部分

これらをそのままにしておくと、病原菌や害虫がそこで冬を越してしまいます。

少し面倒に感じても、この時期にきれいに片付けておくことで、春のトラブルを大きく減らすことができます。

寒起こしと土壌改良

野菜の収穫を終えた区画や、春に新しい野菜を植えたい区画では、「寒起こし(かんおこし)」と土壌改良を行い、土を休ませながら活性化させます。

寒起こし

1月は「寒起こし」を行うのにとても適しています。これは、冬の厳しい寒さに土をしっかり当てるために、畝や土を深めに掘り起こす作業です。

寒起こしのポイント
  • スコップやクワで深く掘る
  • 大きな土の塊はあえて崩さない

表面をゴロゴロしたままにすることで、土の中の害虫が寒さで弱り、さらに土が「凍結と融解」を繰り返すことで自然と細かくなっていきます。その結果、春には通気性や水はけが格段に良い、ふかふかの土ができあがります。

石灰資材の投入

日本の畑は、雨の影響で酸性に傾きやすい性質があります。

酸性になった土壌では、野菜はうまく栄養を吸い上げられません。

そのため、この1月〜2月の寒い時期のうちに、酸度を中和する石灰資材をまいておくことが大切です。春野菜の1か月以上前に入れておくのが理想です。

注意点

すぐに植えない場所だけにまいておくように注意してください。

また、この時期の土づくりでは、肥料はまだ入れません。肥料は植え付けの直前に入れるのが基本です。

農具のお手入れと点検

畑仕事がお休みになりがちな今こそ、道具のメンテナンスに最適な時期です。

  • スコップやクワ: 土を落とし、錆びないように油を薄く塗っておきます。
  • ハサミやノコギリ: 刃先を研ぎ、消毒して清潔にしておきます。
  • 支柱やネット: 昨年使ったものをきれいに洗い、来年のためにまとめて収納しておきましょう。

道具を大切にすることは、安全で快適な次のシーズンを迎えるための、愛情のこもった準備なのですね。

越冬中の野菜を、そっと支えるお世話

追肥は「必要なものだけ」に、ほんの少し

1月の野菜は、ほとんど動いていない状態です。

そのため、追肥は基本的には不要ですが、

  • ハクサイ
  • キャベツ
  • ブロッコリー

など、まだ育ち途中の野菜には、様子を見て少量だけ行います。

ポイント
  • 株元から少し離して
  • 与えすぎない

寒さの中で肥料を多く与えると、根が吸いきれず、かえって傷んでしまうことがあります。

防寒対策は「守りすぎない」ことも大切

1月は防寒が欠かせませんが、やりっぱなしには注意が必要です。

  • ビニールトンネル
  • 不織布のべたがけ
  • マルチング

これらは、霜や冷たい風から野菜を守ってくれます。

ただし、晴れた日の昼間はトンネル内が高温になることもあります。

そのままにすると、

  • 蒸れ
  • 病気
  • 軟弱な育ち

につながることも。

日中暖かい日は少し換気し、夕方には必ず閉める。このひと手間が、冬越し成功のコツです。

土が凍っている時の作業は厳禁

朝、土が白く凍っている時や、カチカチに固まっている時は、絶対に土を耕したり、踏みつけたりしないでください

凍った土を無理に掘り起こすと、土の団粒構造(ふかふかした構造)が壊れてしまい、春になっても水はけや通気性の悪い土になってしまいます。

作業は、日中の日差しで土の表面が緩んでから行うようにしましょう。

冬の水やりは「控えめ」が正解

地植えの野菜は、1月はほとんど水を必要としません。

水を与えすぎると、

  • 根が冷えて弱る
  • 凍結して傷む

といった原因になります。

乾燥が続いたときだけ、午前中の暖かい時間帯に少量与える程度で十分です。

1月に育てられる野菜

厳しい寒さの中でも、工夫次第で楽しむことができる野菜や、春の収穫に向けた準備があります。

植え付けできる野菜(苗)

1月に植え付けを行う場合は、寒さに耐性のある「苗」を使用し、しっかり防寒することが前提となります。

  • イチゴ(親株作り):
    春以降に子株を増やすための親株を植え付けます。植え付け後は「トンネル」や「ワラマルチ」で地温を保ってあげましょう。
  • エンドウマメ・ソラマメ(苗):
    地域によりますが、防寒対策(ワラマルチなど)を徹底すれば、小さな苗を植え付けることが可能です。植え付け前に土壌の中和(石灰)を忘れずに行いましょう。

種まき・育苗を始める野菜

地温が低いため、畑に直まきできる野菜はほとんどありません。温度管理が必要です。

  • キャベツ、レタス類(育苗):
    春に早く収穫したい野菜は、暖かい室内でタネをまき、ゆっくりと丈夫な苗を育てていく準備を始めます。
  • ホウレンソウ・コマツナ(トンネル栽培)
    ビニールトンネルなどでしっかり防寒した畑の畝に、少量だけタネをまくことも可能です。

まとめ|1月は「畑を支える月」

1月の畑は、にぎやかな変化はありません。

でもその静けさの中で、

  • 土は整い
  • 野菜は寒さに耐え
  • 私たちは次の季節を思い描く

この時期に地道な準備をすることで、春の畑仕事はぐっと楽になり、きっと豊かな恵みをもたらしてくれるはずです。

今年も皆様の畑が、たくさんの恵みをもたらす一年になりますように。

来月は、2月の畑仕事についてご紹介する予定です。どうぞお楽しみに。

ABOUT ME
いろはに農園
いろはに農園
駆け出しブロガー
野菜栽培歴4年(2021年~)の30代専業主婦。 おばあちゃんの畑(約400㎡)を借り、家族で家庭菜園を楽しむ主婦です。トマト、タマネギ、ダイコンなどを中心に栽培し、育て方を発信しています。
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