季節の家庭菜園カレンダー

【2月の家庭菜園】今月はなにするの?

iro168

こんにちは、いろはに農園です。

日差しに少しずつ春の気配を感じるようになりましたが、朝晩はまだ土が凍るほどの冷え込みが続きますね。

2月は、本格的な春を迎えるための大切な「準備の月」です。冬の間に休ませていた土を動かし、新しい命を迎え入れる準備を始めていきましょう。

今回は「2月に畑でやるべきこと・植える野菜・注意点」をテーマに、家庭菜園初心者の方にも分かりやすいよう、温暖な地域の気候を前提にまとめました。

春の足音を楽しみながら、穏やかな気持ちで畑を整えていきましょう。

2月の畑は「春を待つ」季節

2月は、一年の中で最も寒さが厳しい時期を通り過ぎ、少しずつ日照時間が長くなっていく月です。

気温の推移は三寒四温。寒い日が3日続いたと思えば、春のような温かい日が4日続く……そんな風に、ゆっくりと季節が移り変わっていきます。

気候のポイント

  • 最低気温: まだ氷点下になる日があり、霜が降ることも多い。
  • 土の状態: 表面が乾きやすく、強い風で土が舞うことも。
  • 日照: 1月に比べると少しずつ日が長くなり、植物が動き出す準備を始める。

この時期、畑の野菜たちはまだじっと寒さに耐えていますが、土の中では着実に春に向けた変化が始まっています。

私たちも、のんびりと冬休みを終えて、少しずつ畑の土に触れる時間を増やしていきましょう。

2月に取り組みたい畑の基本管理

春野菜の成功は、2月の「土づくり」で決まると言っても過言ではありません。

春の作付け計画を立てる

まずは、今年の春から夏にかけて何を育てるか、ノートを広げて計画を立ててみましょう。

  • どの場所に何を植えるか(連作障害を避けるため)。
  • いつまでに土づくりを終えるか。
  • 必要な「タネ」や苗はどれくらいか。

ノートを広げて計画を立てる時間は、家庭菜園の楽しみのひとつですね。

土づくりの総仕上げ(石灰と堆肥)

1月に「寒起こし」を済ませた方は、いよいよ土を整える段階に入ります。

3月にジャガイモなどを植え付ける場合、その2週間前までには土づくりを終えておくのが理想です。

  • 石灰資材の投入: 酸性になった土を中和するために、苦土石灰などをまいて耕します。
  • 堆肥の投入: 土に栄養とふかふかさを与えるため、完熟堆肥を混ぜ込みます。
ポイント

石灰と肥料(窒素分)を同時に混ぜると、アンモニアガスが発生して根を傷めることがあるため、石灰をまいてから1週間ほど空けてから堆肥や肥料を入れるのが、ポイントです。

農具の最終チェック

春が来ると畑仕事は一気に忙しくなります。

  • マルチや防虫ネット: 破れがないか確認し、足りない分は買い足しておきましょう。
  • 支柱や肥料: 必要な資材が揃っているか確認します。

準備を整えておけば、いざ「植え時」が来たときに、慌てずに済みますね。

いろはに農園でも農具の点検をしてみると、不織布に破れがあったり、支柱が折れていたりしていました。

そこで春に向けて、不織布と支柱を買い足し、少しずつ準備を進めています。

ばあちゃん
ばあちゃん

越冬中の野菜たちへのお世話

冬を越している野菜たちは、春の光を感じて少しずつ活動を再開します。

追肥

タマネギなどの越冬野菜にとって、2月下旬頃に行う追肥は「止め肥」とも呼ばれる大切な作業です。

タマネギ

2月中旬〜下旬に行う最後の追肥は「止め肥」と呼ばれ、春以降の生育を整える重要なタイミングです。この追肥で葉の成長を支え、しっかりとした球を作る準備をします。

一方で、3月に入ってから追肥してしまうと、首が太くなりやすく、腐りやすいタマネギになってしまいます。

化成肥料(8-8-8など)の場合
  • 1株あたり ひとつまみ程度(約5g)
  • 株元から5〜10cmほど離した位置にまき、軽く土となじませます。

キャベツ・ブロッコリー

冬越しした株は個体差が出やすいため、全体を一律に追肥するのではなく、株の様子をよく観察します。葉色が薄く、生育が遅れている株には、少量の追肥で回復を促します

反対に、葉が濃くしっかりしている株は、そのままでも春に向けて自然に動き出すため、無理に肥料を与える必要はありません。

化成肥料(8-8-8など)の場合
  • 1株あたり ひとつまみ〜ふたつまみ(約5~10g)
  • 株の外周(葉の先端の真下あたり)に円を描くように施します。

除草

暖かくなってくると、野菜よりも先に雑草が元気よく顔を出し始めます。

小さな芽のうちに、指先で優しく摘み取っておきましょう。この時期の丁寧な草取りが、春以降の作業を楽にしてくれます。

2月に育てられる野菜

2月は、畑に直接タネをまくにはまだ少し早い時期ですが、特定の野菜や工夫を凝らした栽培が始まります。

植え付けできる野菜

この時期の主役は何と言ってもジャガイモです。

  • ジャガイモ: 2月下旬から3月上旬にかけて、タネ芋の植え付けが始まります。2月のうちにタネ芋を購入し、「浴光育芽(よっこういくが)」といって、直射日光の当たらない明るい窓辺などで芽を少し出させておくと、植え付け後の成長がスムーズになります。

タネ播き・育苗を始める野菜

本格的な春に向けて、暖かい環境で「タネ」をまき、苗を育てる準備(育苗)を始めましょう。

  • キャベツ(春まき): 春に収穫するためのキャベツです。室内や温室で「タネ」をまき、小さな苗を大切に育てます。
  • レタス: こちらも育苗から始めると安心です。寒さに比較的強いですが、小さなうちは過保護なくらいに温かくしてあげてくださいね。

トンネル栽培でタネ播きできる野菜

畑にビニールトンネルを設置できる場合は、少し早めに以下の「タネ」をまくことができます。

  • ホウレンソウ: 寒さに強いので、トンネル内であれば元気に育ちます。
  • コマツナ: 少しずつ大きくなる様子を観察するのは、春を待つ楽しみの一つですね。

2月の作業での注意点

「三寒四温」の温度管理

2月は急に暖かくなる日があります。ビニールトンネル内の温度が上がりすぎると、中の野菜が蒸れて弱ってしまうことも。

天気の良い日の日中は、トンネルの端を開けて換気を行い、夕方には忘れずに閉めてあげる。そんな、野菜たちとのこまめな対話が大切です。

霜柱(しもばしら)に注意

朝晩の冷え込みで霜柱が立ち、土が持ち上がることがあります。

植えたばかりの苗や、越冬中の小さな苗が土から浮き上がってしまったら、暖かくなった時間帯に優しく手で押さえて、根が乾かないようにしてあげてください。


まとめ|2月は「命の準備をする月」

2月の畑は、見た目にはまだ静かですが、春に向けたエネルギーが満ち溢れようとしている時期です。

  • 土を慈しみ、整えること。
  • 「タネ」を選び、作付けを夢見ること。
  • 小さな変化を見逃さず、野菜に寄り添うこと。

この時期の丁寧な準備が、きっと春の畑を色鮮やかに彩ってくれるはずです。

冬の終わりの澄んだ空気を吸い込みながら、今年も素敵な野菜作りを楽しんでいきましょう。

来月はいよいよ、春本番の3月の畑仕事についてご紹介します。どうぞお楽しみに。

ABOUT ME
いろはに農園
いろはに農園
駆け出しブロガー
野菜栽培歴5年(2021年~)の30代専業主婦。 おばあちゃんの畑(約400㎡)を借り、家族で家庭菜園を楽しむ主婦です。トマト、タマネギ、ダイコンなどを中心に栽培し、育て方を発信しています。
記事URLをコピーしました