レモンの葉が食べられる原因は?ナミアゲハの幼虫の見分け方と対策
こんにちは、「いろはに農園」です。
大切に育てているレモンの木を観察していると、いつの間にか葉が食べられていることはありませんか?
わが家のレモンでも葉の食害が見られたため詳しく観察したところ、鳥のフンに似た幼虫と、鮮やかな緑色の幼虫を見つけました。
姿は大きく異なりますが、どちらも「ナミアゲハ」の幼虫です。
今回は、レモンの葉が食べられる原因やナミアゲハの幼虫の見分け方、家庭菜園でできる手軽な対策をわかりやすく紹介します。
レモンの葉が食べられた原因は「ナミアゲハの幼虫」
レモンの葉を食べ尽くしてしまう主な原因は、ナミアゲハの幼虫です。
ナミアゲハはレモンやミカンなどの柑橘類を好み、新芽や葉に卵を産み付けます。
孵化した幼虫は葉を食べながら成長し、大きくなるにつれて食欲が旺盛になります。
特に若い苗木や葉数が少ない木の場合、放置すると葉をほとんど食べ尽くされて樹勢が弱まるため注意が必要です。
ナミアゲハの幼虫の見分け方(成長による姿の変化)
今回見つけた2種類の幼虫は、同じナミアゲハの成長段階の違いによるものです。
鳥のフンのような姿

ナミアゲハの幼虫は、若齢期から中齢期にかけて、黒褐色と白色が混ざった鳥のフンのような模様をしています。
この模様は、鳥のフンに似せることで、天敵に見つかりにくくするための擬態と考えられています。
緑色をした大きな幼虫
生長して終齢幼虫になると、体の色が鮮やかな緑色に変わります。
鳥のフンのような模様をした幼虫とは見た目が大きく異なるため、初めて見たときには別の種類の虫だと思うかもしれません。
しかし、これもナミアゲハの幼虫です。
終齢幼虫は体が大きくなり、食欲も旺盛になります。
葉の縁から食べ進め、被害が大きくなると葉の主脈だけを残して食べ尽くすこともあります。
そのため、緑色の大きな幼虫を見つけた場合は、周囲の葉も確認してみましょう。
ナミアゲハの幼虫を防ぐ4つの対策
家庭菜園では、まず薬剤に頼らない方法から試すのがおすすめです。
捕殺(手作業で取り除く)

最も手軽な方法は、幼虫を見つけて取り除くことです。
以下の場所を重点的にチェックし、見つけたら割り箸や手袋を使って取り除きます。
- 新しく伸びた枝の先端や若い葉の表裏
- 葉が削られている場所の周辺
- 枝と葉の付け根
卵のチェック
成虫は葉の表裏に1ミリほどの黄色い丸い卵を産み付けます。
普段の水やりの際に新芽の周りを観察し、卵のうちに取り除いておくと被害を未然に防げます。
防虫ネットの活用
木が小さめの場合は、防虫ネットや不織布を被せて物理的に産卵を防ぐのが効果的です。
被害が大きい場合は「BT剤」も選択肢に
手作業での除去が追いつかない場合や大量発生した場合は、安心・安全な薬剤の使用も検討します。
おすすめは有機栽培でも使われる「BT剤(微生物農薬)」です。
アゲハ類などの幼虫にのみ効果を発揮し、人や益虫には影響がないため、収穫前の果樹にも安心して使用できます。
アゲハの産卵時期と幼虫が活発になる時期
アゲハ蝶は年に3〜4回発生し、春から秋(4月〜10月頃)にかけて長期間活動します。
産卵の時期:4月〜10月(年間3〜4回)
成虫(蝶)が飛来してレモンなどの新芽や柔らかい葉に卵を産み付ける主なタイミングは以下の通りです。
- 春(4月〜5月): 冬越ししたサナギが羽化し、第1代目の産卵が始まります。
- 初夏(6月〜7月): 気温が上がり、第2代目の産卵が活発になります。
- 晩夏〜秋(8月〜10月上旬): 最も飛来数が多くなり、第3〜4代目の産卵が行われます。
幼虫が特に活発になる時期:6月〜9月
気温が高くなる初夏から秋口(6月〜9月)は、卵から孵化するスピードも幼虫の成長スピードも非常に早くなります。
- 孵化までの日数: 気温が高い時期は、産卵からわずか4〜5日で孵化します。
まとめ
レモンの葉が食べられていたら、まずは葉の裏や枝を観察してみましょう。
- 鳥のフン状の幼虫も緑色の幼虫も、同じ「ナミアゲハ」
- こまめな観察と早めの取り除き(捕殺)が基本
- 新芽の卵チェックや防虫ネットで産卵を予防
日頃から葉の変化に気づいてあげることで、レモンの木を健康に育てることができます。ぜひ定期的にチェックしてみてくださいね。

