春の風が心地よく感じる4月。家庭菜園が本格的に始動する時期ですね。
4月になったらやるべきことを、ひとつずつゆっくりと見ていきましょう。
畑の準備と土づくり
春は土が元気を取り戻す季節です。まずは畑の準備をすることから始めましょう。
畑の準備
- 雑草を取り除く:畑に生えている雑草を取り除き、土の中に根が残らないようにします。
- 土を耕す:クワやスコップを使って、土をふかふかに耕します。これが野菜の根がしっかり伸びるために大事な作業です。
- 肥料を混ぜる:堆肥(たいひ)や有機肥料を土に混ぜることで、土の栄養を増やします。これで、野菜が元気に育つ土ができあがります。
土づくり
土作りの作業は、作付け(タネまき/苗植え)の数週間前から段階的に行うため、作付けする日から逆算して行うようにしてくださいね。
石灰を使って土の酸性度(pH)を調整します。作物ごとに適した酸性度があり、これを整えることで作物が健やかに育つ環境を作れます。
堆肥を入れて土をふかふかにします。土壌の質が向上し、作物の根が伸びやすくなります。根野菜などは真っ直ぐきれいに育ちますね
元肥を入れて、土に必要な養分(窒素、リン酸、カリウムなど)を補います。
土が湿っているときに耕すと、逆に固くなりやすいので注意。
適度に乾いた状態で作業しましょう。これだけ覚えておけば大丈夫です!
タネまきに挑戦!
4月はタネをまくのにぴったりの時期です。まずは育てやすい野菜から始めましょう。
育てやすいオススメの野菜
- ラディッシュ(はつかだいこん):タネをまいてから2週間ほどで収穫できる、すぐに楽しめる野菜です。初心者にもおすすめ!
- 小松菜(こまつな)・チンゲンサイ:春の暖かい日差しの中で元気に育ちます。発芽も早いので、収穫までが楽しみです。
- ほうれん草:4月にまいて、少し成長したら早めに収穫。温かい春にぴったりです。
タネをまいた後は、土が乾かないように水やりを忘れずに。土の表面が乾いたら水をあげましょう。
どのタネもダイソー売っているので初心者にも手軽に始められますよ。
苗を植える
苗を買ってきて植えるのも、この時期にぴったりです。苗から育てると、タネまきよりも早く野菜が収穫できるので、初心者にも安心です。
- トマトやミニトマト:4月の終わり〜5月初めに植えるのがベストです。日当たりの良い場所に植えましょう。
- ピーマンやししとう:暖かくなったら植え付けます。苗を選ぶときは、元気そうなものを選んでください。
- なす:まだ少し寒さに敏感ですが、4月末くらいから植えつけることができます。
夏野菜の人気な品種は売り切れることがあるので、種苗屋さんに
一度相談してその年にあった購入タイミングを見極めるのがオススメですね
防虫・防霜対策
4月でも朝晩が冷えることがありますので、寒さから野菜を守る工夫が必要です。
- **不織布や寒冷紗(かんれいしゃ)**を使って、野菜を優しく包んで寒さを防ぎましょう。特に苗は寒さに弱いので、夜は冷気から守ってあげてください。
- また、虫も春から活発になります。葉っぱに穴が開いていたり、虫がついていないか注意深く観察しましょう。
水やりのコツ
春は乾燥しやすい時期でもあります。水やりをこまめに行いましょう。
- 朝のうちにたっぷりと水をあげて、土が乾かないようにします。特にプランター栽培では、土が乾きやすいので注意が必要です。
- 夕方や夜に水やりをすると、寒さで水分が冷たくなり、根が傷むことがあるので、朝にあげるのが一番です。
4月に収穫できる野菜
もし、昨年秋に植えた野菜が育っていたら、4月にはこんな野菜が収穫できます。
- ブロッコリー:今が旬!おいしい花蕾(はなぶさ)を収穫できます。
- スナップエンドウ:甘くて美味しい、春の味覚です。
- そら豆:寒さに強いので、4月には収穫ができることもあります。
ABOUT ME

野菜栽培歴3年の30代会社員。おばあちゃんの畑を借りて、家族で無農薬野菜作り!
野菜の情報を皆様にお届けすべく、日々奮闘中です。