【ジャガイモの葉に黒い芋虫が!】…ヨトウムシ発生とやさしい対策

ヨトウムシの捕獲
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家庭菜園をしていると、ふとした瞬間に「えっ、こんなところに?」と思わず声が出てしまうような虫との出会いがありますよね。

今回いろはに農園では、春から元気よく育っていたジャガイモの葉に、黒くて小さな芋虫が潜んでいるのを見つけました。

よく見ると、それは ヨトウムシ。夜のあいだに葉を食害することで知られ、気付いたときには株がスカスカ…ということもある、ちょっと厄介な害虫です。

今回は、いろはに農園で行った 摘み取り→BT剤散布 の流れや、再発させないための小さな工夫を、私の体験を交えて丁寧にまとめました。

同じお悩みを抱える方のお役に立てれば幸いです。

ヨトウムシとは?やさしく分かる特徴と被害の出方

ヨトウムシは、夜になると静かに活動を始めるガの幼虫で、家庭菜園ではよく見られる害虫です。ジャガイモのほか、キャベツ・レタス・ナスなど柔らかい葉を好んで食べるため、気づいたときには葉が不自然に減っていることもあります。

とくに春から初夏は新葉が増える季節で、幼虫にとっても食べやすい時期。いろはに農園のジャガイモでも、まさにこの頃に姿が見られました。

日中は葉裏や株元に隠れてしまうため見つけにくく、葉の欠け・小さな黒いフンなど、ささいな変化が手がかりになります。

放置すると葉がレース状になり、株が弱ってしまうため、早めの気付きを大切にしています。

ヨトウムシの特徴と被害のまとめ

黒いヨトウムシ

見た目と習性

  • 夜行性で、日中は葉裏や株元、落ち葉の下など暗いところに隠れる。
  • 体は黒〜褐色でやわらかく、摘むとふにゃっとする。
  • 成長が早く、小さな幼虫でも短期間で葉を食べ進める。

被害の現れ方

  • 葉の縁が不規則にかじられる。
  • 進行すると葉脈だけ残るレース状になり、株の元気がなくなる。
  • 幼虫のフンが葉や株元に点々と落ちる。
  • 一晩で食害が広がることもあり、見逃しが大きな被害につながる。

発生しやすい時期・環境

  • 春先〜初夏は特に注意。新芽が多く、幼虫が好む柔らかい葉が多い。
  • 湿度が高いと発生しやすく、落ち葉や草が多い場所は隠れ家になりやすい。
  • マルチの端や土の割れ目にも潜むことがある。

いろはに農園で行った対策

今回の対策はとてもシンプルで、手でつまんで捕殺 → BT剤を散布という流れです。

どちらも家庭菜園で安心して扱える方法なので、初心者の方にもおすすめです。

手作業での摘み取り
葉の裏もチェックして
葉の裏も要チェック

ヨトウムシを見つけたら、まずは 目に見える個体を確実に取り除くこと が重要です。

夜に活動し、昼は身を潜めるため、朝のうちはまだ動きが鈍く、つまみやすい時間帯です。

一匹見つかると、近くに兄弟が潜んでいることが多いため、株元・葉裏・隣の株も含めて丁寧にチェック

葉の裏面に注意

葉の表面だけを見ていると、ヨトウムシは見逃してしまいます。

摘み取り後にBT剤を散布
BT剤

手作業での駆除だけでは見落としが出てしまいます。

そこで、今回は BT剤 を使いました。BT剤はバチルス菌の働きで幼虫のみに作用し、人や野菜への影響が少ないため、家庭菜園でも安心して使えるのが嬉しいところです。

散布のポイント
  • 葉の表面・裏の両方にしっかりかかるように
  • 夕方に散布し、紫外線による分解を防ぐ
  • 雨の前後は避ける
  • 数日おきに状況を確認し、必要であれば追加散布
その後の様子と再発防止のひと工夫

ヨトウムシは隠れる場所があると再発しやすいため、被害を防ぐには環境づくりも重要です。

  • 落ち葉や枯れ草を取り除く
  • 株の間を風通しよく整える
  • マルチの隙間や土の割れ目も軽く整える

これらの対策を組み合わせることで、手作業での摘み取り+BT剤散布がより効果的になります。

BT剤とは?家庭菜園でも安心の生物農薬

自然由来の農薬

BT剤は、「バチルス・チューリンゲンシス」という土の中に生きる微生物を活かした、自然由来の生物農薬です。

この菌が作るタンパク質を害虫の幼虫が食べると、消化器官に作用してやがて成長を止め、被害を抑えることができます。

人や益虫、ペットにもやさしい

BT剤の大きな特徴は、選択的に働くことです。チョウ目やガ目の幼虫には効果がありますが、ミツバチやカマキリ、クモ、テントウムシなどの益虫にはほとんど影響がありません。

もちろん人やペットにも安全性が高く、小さなお子さまのいる家庭菜園でも安心して使えます。

BT剤がよく効く主な害虫と被害例

害虫名被害作物被害の様子
アオムシキャベツ・ブロッコリー葉をムシャムシャ食べる
コナガハクサイ・キャベツ葉に小さな穴があき、食害痕が目立つ
ヨトウムシレタス・ホウレンソウ夜に活動し、根元や葉を食べる
オオタバコガトマト・ナス実や葉に穴をあけ、中に幼虫が入ることも
アワノメイガトウモロコシ・アワ・キビ穂の内部を食害(BT剤が届きにくいため工夫が必要)

オススメのBT剤【STゼンターリ顆粒水和剤】

散布のコツ

  • 夕方に散布すると紫外線による分解を防げるよ。
  • 葉の表も裏もしっかりかけるのがポイント。
  • 雨の前後は避けて、数日おきに様子を見ながら追加散布しよう。

使用頻度

  • BT剤は7〜10日に1回程度の散布が目安です。

害虫が多い時期や被害が拡大している場合は、やや間隔を短くしても大丈夫です。

注意点

ただし、濃度は必ず製品ラベルに記載された倍率を守ってください。

濃すぎると葉を痛めることがあります。

合わせて読みたい
【安心安全に使える害虫対策】自然由来のやさしいBT剤の使い方ガイド
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まとめ:観察とBT剤で、ヨトウムシは防げる

今回のいろはに農園でのケースでは、

  • 早期に気付けたこと
  • 手作業で確実に数を減らせたこと
  • 仕上げにBT剤を散布したこと

この3つの組み合わせによって、被害を最小限に抑えることができました。

家庭菜園は、虫との小さな戦いの連続でもありますが、そのひとつひとつを乗り越えていくと、野菜との距離がぐっと近くなった気がします。今回の経験が、どなたかのジャガイモを守るお手伝いになれば嬉しいです。

ABOUT ME
いろはに農園
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駆け出しブロガー
野菜栽培歴4年(2021年~)の30代専業主婦。 おばあちゃんの畑(約400㎡)を借り、家族で家庭菜園を楽しむ主婦です。トマト、タマネギ、ダイコンなどを中心に栽培し、育て方を発信しています。
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