野菜の育て方

【失敗の原因はここにあった!?】サトイモ栽培ガイド〜小さいイモしかできない理由と対策〜

サトイモの収穫
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こんにちは、いろはに農園です。

秋の収穫を心待ちにしていざ掘り起こしてみたら、「あれ?思ったより太っていない……」「小さな孫芋ばかりで食べる場所が少ない……」と、がっかりした経験はありませんか。

実は、いろはに農園でも過去にサトイモが大きく育たず、小ぶりなものばかりになってしまった苦い経験があります。

サトイモが太らないのには、栽培中の「ある環境」や「お手入れのタイミング」が深く関係しています。

今回は、サトイモが小さくなってしまう原因を詳しく紐解きながら、今年こそふっくらと大きなサトイモを豊作にするための具体的な対策と栽培の秘訣をご紹介します。

サトイモが太らず小さくなる4つの原因

サトイモの親芋や子芋が大きく育たない背景には、主に4つの理由があります。まずは、前回の栽培を振り返りながら、当てはまる原因がないかチェックしてみましょう。

夏の「乾燥」による水分不足

サトイモが小さくなる最大の原因とも言えるのが、夏の乾燥です。サトイモは高温多湿な環境を好むお野菜で、生育期間中は特に十分な水分を必要とします。

この時期に雨が降らなかったり、水やりが不足したりすると、株が体力を失い、芋に栄養を蓄えることができなくなってしまいます。

土寄せの不足・遅れ

サトイモは、植え付けたタネ芋の上に新しい親芋ができ、その周囲に子芋、孫芋と、上へ上へと増えていく性質があります。

そのため、成長に合わせて株元に土を盛り上げる「土寄せ」を行わないと、新しい芋が地上に露出してしまいます。日に当たった芋は育ちが悪くなり、空間が足りずに小さな芋ばかりになってしまいます。

肥料切れ(特に夏の追肥不足)

サトイモは栽培期間が約半年と長く、非常にたくさんの栄養を必要とする「吸肥力」の強い野菜です。

植え付け時の元肥だけでなく、成長のピークを迎える夏場に肥料が足りなくなると、葉が大きく広がらず、光合成の能力が落ちて芋が太らなくなります。

芽かきをしていない

株元から次々と出てくる「わき芽」をそのままにしておくと、そちらに栄養が分散してしまいます。

本来、子芋や孫芋に送られるべき栄養が、余分な葉や茎を育てるために使われてしまうため、結果として一つひとつの芋が小さくなってしまいます。

今年こそ成功する!サトイモを大きく育てる4つの秘訣

原因がわかれば、今年の対策は見えてきます。

ここからは、いろはに農園が今年実践する、サトイモを大玉に育てるための具体的な栽培ポイントを解説します。

夏の乾燥対策「マルチング」と「たっぷりの水やり」

梅雨が明けて本格的な夏を迎えたら、まずは徹底的な乾燥対策を行います。

敷き藁や刈り草によるマルチング

枯草マルチ

梅雨が明ける手前のタイミングで、株元から通路にかけて、厚さ5〜10cmほど敷き藁や畑の刈り草、もみ殻などを隙間なく敷き詰めます。

サトイモの根は地表近くの浅い場所に張るため、直射日光による地温の上昇や土の乾燥にとても敏感です。

この「有機物マルチ」を施すことで、土の水分をしっかりと閉じ込め、乾燥を抑えやすくなります。

いろはに農園では今年から緑肥栽培をしています。

成長した緑肥を刈り取り、敷き藁にして夏の乾燥対策を考えています。

いろはにパパ
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たっぷりの水やり

夏場に晴天が続く場合は、土の表面が乾く前にしっかりと水やりをします。

日中の暑い時間帯を避け、夕方の涼しくなった時間帯に、通路が浸るくらい足元へたっぷりと水をあげてください。

タイミングを逃さない「土寄せ」

サトイモのスペースを確保し、のびのびと芋を太らせるためには、段階を追った丁寧な「土寄せ」が欠かせません。

基本の土寄せをしっかりと2回行い、その後の株の様子に合わせて必要に応じ3回目を追加する方法をオススメしています。

1回目(6月上旬〜中旬頃)

草丈が30〜40cmほどになり、葉が数枚に増えた頃。株元へ5cmほど土を寄せ、同時に周辺の軽い除草を行います。

2回目(7月上旬〜中旬頃)

1回目の土寄せから約1ヶ月後、梅雨明け前のタイミングで行います。今度はさらにしっかりと、10cmほどの厚さで大きく土を盛り上げます。このとき、芋がしっかりと土の中に隠れるようにするのがポイントです。

必要に応じて3回目(8月上旬〜中旬頃)

基本は2回の土寄せで十分ですが、雨風で土が流れてしまったり、サトイモの勢いがよくて「株元から芋の頭がのぞいてしまっている」という場合は、迷わず3回目の土寄せを行いましょう。

ポイント

ほんの少しの土を被せてあげるだけでも、芋が日に当たって緑色に変色したり、硬くなったりするのを防ぎ、柔らかく大きなサトイモに育てるためのポイントです。

成長期に合わせる「追肥」

サトイモの栄養切れを防ぐため、土寄せと同時に追肥を施します。即効性のある「化成肥料」と、土を豊かにしてじわじわ長く効く「ぼかし肥料」を組み合わせて使用しています。

追肥のタイミングと方法

追肥は、先ほどご紹介した「1回目の土寄せ」と「2回目の土寄せ」を行う直前の計2回行います。

株の周り(葉の広がりの真下あたりにまで根が伸びています)に肥料をパラパラとまき、周辺の土と軽く混ぜ合わせながら、そのまま株元へ土寄せをします。

1回目の追肥(6月)

まだ株が小さく、これから一気に葉を広げたい時期です。ここでは速効性のある「化成肥料」をメインに施し、初期の生育を一気に加速させます。

2回目の追肥(7月)

梅雨が明け、地中で芋が本格的に肥大を始める重要な時期です。

ここでは、長期間効果が持続し、土の中の微生物を活性化させて土壌環境を良くしてくれる「ぼかし肥料」を合わせて施します。

注意点

8月以降の遅い時期に肥料をやりすぎると、今度は地上の葉ばかりが異常に茂ってしまい、肝心の地中の芋に栄養がいかなくなります。

7月中旬のタイミングを目安に追肥し、その後は葉色や生育を見ながら調整します。

栄養を集中させる「芽かき」

親芋から勢いよく出てくるわき芽は、混み合ってきた場合や、大きな芋を狙う場合は、必要に応じて芽かきを行います。

株元から小さな葉が顔を出したら、手で引き抜くか、ハサミやカッターで根元から切り取ります。これにより、すべての栄養が地中の芋へと集中し、充実した子芋が育ちます。

まとめ

サトイモが小さくなってしまうのは、決して育てるのが難しいからではありません。

夏の間の「お水やり」と、地中の環境を整える「土寄せ」という、少しの手間を惜しまずに注いであげることで、見違えるほど立派なサトイモに育ってくれます。

今年はぜひ、夏の間の丁寧なお世話を心がけ、秋には手のひらサイズの立派なサトイモをたくさん収穫しましょう。

皆さまの菜園でも、ふっくらとした豊かな秋の恵みが実りますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
いろはに農園
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駆け出しブロガー
野菜栽培歴5年(2021年~)の30代専業主婦。 おばあちゃんの畑(約400㎡)を借り、家族で家庭菜園を楽しむ主婦です。トマト、タマネギ、ダイコンなどを中心に栽培し、育て方を発信しています。
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