【ズッキーニ立体栽培】地ばい栽培とどう違う?狭い畑でもたくさん採れる!
こんにちは、「いろはに農園」です。
夏野菜が元気に育つ季節になりました。
その中でもズッキーニは育てやすく収穫量も多いため、家庭菜園で人気のお野菜です。
ただし、大きな葉を広げながら育つため、思った以上に場所を取ることがあります。
そこで今年のいろはに農園では、ズッキーニの「立体栽培」に挑戦してみました。
今回は、地ばい栽培との違いや4本支柱で育てるメリット、実際の仕立て方についてご紹介します。
ズッキーニ栽培の2つの方法
ズッキーニの育て方には、大きく分けて「地ばい栽培」と「立体栽培」の2つがあります。
地ばい栽培とは
地ばい栽培は、ズッキーニ本来の育ち方に近い方法です。
葉を自由に広げながら育てるため、特別な支柱は必要ありません。
その一方で、大きく育った葉が通路まではみ出したり、実が地面に触れたりすることがあります。
立体栽培とは
立体栽培は支柱を利用して株を立ち上げながら育てる方法です。葉や実が地面から離れるため、以下のようなメリットがあります。
- 風通しが良くなる
- 実が見つけやすく収穫しやすい
- 泥跳ねによる実の汚れや病気を防げる
限られたスペースで栽培する家庭菜園にも、非常に向いている方法です。
地ばい栽培と立体栽培の違い
| 比較項目 | 立体栽培 | 地ばい栽培 |
|---|---|---|
| 必要なスペース | 比較的コンパクト | 広め |
| 風通し | 確保しやすい | 葉が込み合いやすい |
| 実の状態 | 汚れや傷が付きにくい | 泥はねしやすい |
| 収穫作業 | 見つけやすい | 葉をかき分ける必要がある |
| 管理作業 | 誘引が必要 | 比較的少ない |
どちらにもメリットはありますが、小さな畑や家庭菜園では立体栽培の管理しやすさが魅力です。
立体栽培の支柱の立て方
支柱を立てるタイミング
本葉が5~6枚になった頃が目安です。
株が大きくなる前に支柱を設置しておくと、後から作業しやすくなります。
支柱の立て方


株を中心にして四隅へ支柱を立てます。
支柱の長さは150~180cm程度がおすすめです。
株から10~20cmほど離した場所に支柱を立てると、成長後も余裕を持って管理できます。
周囲をひもで囲う
支柱を立てたら、麻ひもや園芸用ひもを使って周囲を囲います。
いろはに農園では2~3段ほどひもを張り、葉や茎が外側へ倒れないようにしています。
まるで行灯(あんどん)のような形になるため、株全体を優しく支えることができます。


しかし、生育が進むにつれて一部の株は葉や茎が大きく広がり、支柱の外側へ飛び出してしまいました。
後から合掌型になるよう支柱を追加し、上部からひもを垂らして株をやさしく持ち上げるように支えることで、外側へ倒れ込まないよう管理しています。
ズッキーニは茎が折れやすいため、ひもは強く固定せず、株の成長に合わせて少しずつ位置を調整しながら支えるのがポイントです。
.jpg)

途中で形を調整しながら管理することで、株への負担を減らし、安定して収穫できるようになりました。
立体栽培で感じたメリット
実際に育ててみて、いくつかのメリットを感じました。
通路が確保しやすい
地ばい栽培では葉が大きく広がり、通路が狭くなることがあります。
立体栽培では株がまとまりやすく、畑の管理がしやすくなりました。
収穫しやすい
実が見つけやすく、収穫のタイミングを逃しにくくなりました。
大きな葉をかき分ける必要も少なくなります。
実がきれいに育つ
実が宙に浮いた状態で育つため、泥はねや擦れ傷、湿気による腐敗を防ぎやすくなります。360度きれいな色ツヤのズッキーニが収穫できます。
風通しが良い
株元まで遮るものがなく風が通りやすくなり、病気の予防につながります。
また「下葉の整理」をすると、さらに効果的です。
立体栽培で注意したいこと
誘引作業が必要
立体栽培では、成長に合わせた細やかなサポートが欠かせません。
ズッキーニは成長のスピードが早いため、そのまま放置すると茎や大きな葉がひもの外側へはみ出してしまい、バランスを崩して傾く原因になります。
週に1〜2回は、優しくひもの内側へ収まるよう見守ってあげましょう。
株元の乾燥に注意
立体栽培は足元の風通しが抜群に良くなる反面、地ばい栽培に比べて株元の土が乾きやすくなるという特徴があります。
特にマルチを敷いていない場合は水分が蒸発しやすいため、土の表面の乾き具合を意識してチェックしてあげてくださいね。
実をたくさん収穫するコツ
ズッキーニをよりたくさん、元気に収穫するための小さなお手入れのコツです。
お水の管理(水切れに注意)
ズッキーニは大きな葉から水分がどんどん蒸散するため、お水をたくさん必要とします。特に夏場は朝の涼しい時間帯を中心に、たっぷりと水やりを行いましょう。
追肥を忘れない
ズッキーニは次々と実を付けるため、とても肥料喰いな野菜です。
最初の実の収穫が始まった頃から、1~2週間に1回を目安に追肥を施すことで、株が疲れずに収穫が長続きします。
朝一番の人工授粉
確実に着果させる(実らせる)ために、人工授粉を行いましょう。
特に雨の日が続く時期や、虫の活動が少ない時期には効果的です。朝のうち(午前9時頃まで)に雄花を摘み取って花びらを剥き、雌花の柱頭へ優しく花粉を付けてあげると、実が大きく育ちやすくなります。
収穫後の下葉かき
ズッキーニは下から順番に実が成っていきます。
実を1本収穫したら、その実よりも下にある古い葉は、ハサミで付け根から順次切り落としてしまいましょう。
こうして古い葉を整理していくことで、株元の風通しがさらに良くなり、新しく上にできる実へ栄養を集中させることができます。
まとめ
ズッキーニは広い場所が必要なイメージがありますが、立体栽培を取り入れることで限られたスペースでも育てやすくなります。
いろはに農園では4本支柱を使うことで安定感が増し、株をしっかり支えながら管理できています。
- 省スペースで育てたい
- 収穫しやすくしたい
- きれいな実を収穫したい
そんな方には、4本支柱を使った立体栽培がおすすめです。

