【もみ殻でふかふかの土に!】カルスNC-Rと組み合わせる土壌改良の方法を徹底解説
こんにちは、「いろはに農園」です。
家庭菜園を続けていると、「畑の土が硬くて野菜の根が伸びにくい」「雨が降ったあとに水たまりができやすくて困っている」といったお悩みに直面することがありますよね。
そんな方におすすめしたいのが、「もみ殻」を活用した土づくりです。
もみ殻は昔から家庭菜園や農家さんで親しまれてきた土壌改良資材ですが、実はただ土に混ぜるだけでは、その魅力を十分に発揮できないことがあります。
そこで活躍するのが、微生物資材の「カルスNC-R」です。
今回は、もみ殻の特徴やメリット、カルスNC-Rと一緒に使う理由から、実際の土づくりの手順まで、丁寧にご紹介いたします。
もみ殻とは?土壌改良に使うメリット
もみ殻は、お米を収穫したあとに取り除かれる一番外側の皮のことです。
軽くて通気性が高く、精米所や農家さんから無料または安価で譲っていただけることも多いため、コストを抑えて土づくりをしたい方にもとても人気の高い資材です。
土に混ぜ込むことで、畑には次のような嬉しい変化が生まれます。
土がふかふかになる
もみ殻を土に混ぜると、土の中に適度な隙間が生まれます。
カチカチに固まりやすい粘土質の土でも、空気が含まれることで柔らかくなり、野菜の根がのびのびと伸びやすい環境へと整います。
水はけ・通気性が良くなる
土の中に適度な空間ができることで、空気や水の通り道が生まれます。
そのため、もみ殻を土に混ぜることは、通気性や排水性を改善する方法のひとつになります。
土が締まりにくくなる
雨が何度も降りつけると、土の粒子が固まって表面が固くなりやすくなります。
もみ殻を入れておくとクッションのような役割を果たし、長期間ふんわりとした状態を維持しやすくなります。
微生物のすみかになる
もみ殻の表面には非常に細かな隙間がたくさんあります。この隙間が、土の中に棲む良い微生物たちの心地よいすみかになります。
もみ殻を使うときの注意点
とても頼もしいもみ殻ですが、そのまま土に混ぜる際には次の2つの注意点があります。
分解に時間がかかる
もみ殻は分解されにくい有機物なので、土に混ぜただけでは分解に時間がかかります。
「窒素飢餓」が起きやすい
微生物がもみ殻を分解する際、土の中の窒素を消費してしまいます。そのため、一時的に窒素が不足して野菜の葉が黄色くなってしまうことがあります。
そのため、もみ殻を単体で混ぜるのではなく、微生物資材などを活用して分解をスピーディーに進める工夫が大切です。
カルスNC-Rともみ殻を組み合わせる理由
ここで登場するのが、土壌改良資材の「カルスNC-R」です。
開発元であるリサール酵産株式会社の公式サイトでも、このように紹介されています。
「カルスNC-Rは、多様な微生物群(複合微生物)の働きにより、生の有機物を土のなかで直接分解・堆肥化させる新しい発酵促進資材です。」
本来であれば、もみ殻や落ち葉などは一度外で発酵させて「堆肥」にしてから土に入れるのが一般的です。
しかし、カルスNC-Rを使うことで、もみ殻を生のまま土にすき込み、土の中で直接堆肥化させることができます。
分解に何年もかかるもみ殻も、カルスNC-Rと「米ぬか」を一緒に混ぜることで、微生物が活発に働き、短期間で安全に質の良い有機質へと変えてくれます。
「いろはに農園」でのカルスNC-Rの使用歴は、今年で1年目を迎えました。
これまでは、剪定した後の枝葉や収穫を終えた野菜の株などを、そのままごみとして処分していました。
ですが、カルスNC-Rを導入してからは、それらを小さく切り刻んで土へ混ぜ込むようにしています。
捨てるはずだった残渣が、土の栄養となる堆肥へと生まれ変わるため、大切な資源として有効活用できています。
土づくりに欠かせない、とても頼もしい存在です。

カルスNC-Rともみ殻を使った土壌改良の手順
それでは、実際の作業手順を順番に見ていきましょう。
準備するもの(10㎡/約3坪あたりの目安)
- もみ殻: 100〜200リットル(45Lゴミ袋で3〜4袋分程度)
- カルスNC-R: 約300g
- 米ぬか: 約3kg(微生物のエサ・窒素補給用)
- 硫安: 約400g(窒素補給用)
前作の野菜の茎や葉、畑に生えている雑草などは処分せず、そのまま刈り取って畑に残しておきます。カルスNC-Rの微生物たちは、これらの「生の有機物」も一緒に分解して栄養に変えてくれます。

畑全体に均一になるよう、もみ殻を散布します。

米ぬか・硫安・カルスNC-Rを全体に均一に散布します。
あらかじめバケツなどで混ぜ合わせてから散布するとムラなく撒きやすくなります。
米ぬかはカルスNC-Rに含まれる微生物たちの大好物なエサとなり、分解のスターターとしての役割を果たします。

耕運機やクワを使い、20〜30センチメートルほどの深さまでしっかりと混ぜ込みます。
有機物と微生物、そして土が均一に混ざり合うことで、土のどこでも分解がスムーズに進むようになります。

カルスNC-Rの微生物たちは、「水分」があることで元気に動き始めます。
混ぜ終わったら、土の奥までしっかり染み込むように、畑全体へ十分に水を与えてあげましょう。
すき込みが終わったら、微生物たちが仕事をしてくれる時間を確保します。
- 暖かい時期(夏など): 約1週間
- 涼しい時期(春・秋など): 約2〜3週間
養生期間をしっかり置くことで発酵熱やガスが抜け、野菜の根を傷めない安全で柔らかい土に仕上がります。
カルスNC-R × 生モミガラの分量表
| 資材名 | 10㎡ あたり | 50㎡ あたり | 100㎡ あたり |
| カルスNC-R | 300g | 1.5kg | 3.0kg |
| 生モミガラ | 10 kg (45L袋 約2.5袋) | 50 kg (45L袋 約11~12袋) | 100 kg (45L袋 約22~23袋) |
| 米ぬか | 2.0~3.0 kg | 10~15 kg | 20~30 kg |
| 硫安 | 400 g | 2.0 kg | 4.0 kg |
まとめ
もみ殻は、家庭菜園で手軽かつコストを抑えて使える優れた土壌改良資材です。
そのまま混ぜるだけでは分解に時間がかかってしまいますが、カルスNC-Rや米ぬかと組み合わせることで微生物の働きが活発になり、安全かつスピーディーにふかふかの土をつくることができます。
硬い土や水はけの悪さでお悩みの方は、ぜひ「もみ殻+カルスNC-R」の土づくりを試してみてくださいね。
皆さまの畑が、美味しい野菜と豊かな緑で満たされますように。

